洗顔石鹸製造方法って?

石鹸といってもいろんな種類があります。
原材料もいろいろですが、製造方法もいくつかあります。
その組み合わせによって、さまざまな石鹸メーカーが独自の特徴をつくりだそうとしますし、石鹸そのものの品質にも影響してきます。
石鹸の製造方法は、大きく分けて「鹸化(けんか)法」と「中和法」の2つがあります。
「鹸化(けんか)法」は、油脂に苛性ソーダを反応させる方法です。
時間はかかりますが、品質の良いものができあがります。
「鹸化(けんか)法」は、さらに3つの製造方法に分かれています。
まずは加熱する「釜炊き法」。
ホットプロセスとも呼ばれています。
原料を加熱することで鹸化反応を起こしていく方法です。
ただしこの方法では、油脂の不純物もそのまま残りますので、石鹸の純度としてはあまり高くありません。
次に「釜炊き塩析(えんせき)法」。
こちらも「釜炊き法」と同じように、原料を加熱することで鹸化反応を起こします。
「釜炊き法」と違うのは、その後、塩を加えてさらに加熱することで、不純物を取りのぞいていく工程が加わることです。
品質重視の無添加石鹸などはこちらの製造方法を採用しているものが多いようです。
この工程を何度もくり返すことで、純度の高い石鹸ができあがります。
ただ、不純物とされているものの中には、天然の栄養成分なども含まれていますので、石鹸の純度が高ければそれでいいのかというと、一概にそうはいえません。
原料の持っているせっかくの特色が消えてしまうことにもなるからです。
それとは逆に、その天然の栄養成分が、人によっては肌荒れの原因になったりすることもあります。
純度を高めた方が万人に受け入れられやすいのかもしれません。
石鹸の純度が高い方がいいのか。
原料のもつ特色を最大限に生かしながら、適度に純度を高めていく方いいのか。
メーカー側の石鹸に対する考え方が反映されるところだと思います。
そして、加熱しない「コールド法」。
コールドプロセスとも呼ばれています。
文字通り、加熱せずに反応熱を利用して製造します。
この方法では、「釜炊き法」と同じく油脂の不純物が残りますので、純度の高い石鹸はできにくいようです。
最後に「中和法」。
この方法は、脂肪酸と苛性ソーダを反応させます。
短時間で大量に製造できるので、市販の多くの石鹸はこの方法でつくられています。
石鹸メーカーのサイトを見てみますと、手間のかかる「鹸化(けんか)法」を取り入れているところは製造方法を紹介しているところが多いようです。
製造方法も固形石鹸を選ぶ時の判断材料になるかもしれませんね。
職人作り枠練り石けんとわだ